プロの夫婦カウンセラーも内緒で読んでいる「愛され妻になる秘訣」 

≪新聞記事≫

こんにちは、夫婦円満コンサルタントＲ 中村はるみです。

誰でもいずれ迎える「死」。

死ほど恐ろしいものはないですよね。

誰かにうなずいて聞いてもらうことで恐怖を和らげることができます。

今日の80万部発行の新聞に連続コラムの20回目　話を聞く効果：オートクライン。

相談者のＡさんは、ある難病を患っていました。

Ａさんは長年勤めた会社に病名を告げずに退社。

「生きる気力が湧かない。心次第と分かっているけど、なぜ私が……」。

「話を聞くのがイヤでしたら、断ってください」。

Aさんの言葉が刺さります。

聞くことしかできない私。

いつしか同じ病気の男性の話になりました。

その彼には若い恋人がいますが、病気を知っているのは奥さんだけ。

奥さんは離婚を望んでいましたが、最期までみとる決意をしたのです。

「ご主人は恋人と別れる…」とＡさん。

私は「そうだよね。

奥さんは病名を知り、みとると決めた。

離婚を望んでいたのに、人間って不思議ね」と返しました。

Ａさんは「そうだね」と言って無言に。

私は話題を提供しました。

「６０歳になったとき、夫に『あと生きて１０年』と言ったら、

『楽天的だな。６０過ぎたら、明日死んでもおかしくない』と笑われたの」。

Ａさんは「いずれ人は死ぬ。全員……」と言い、再び無言……。

しかし、いつしかＡさんに変化が生まれました。

「何だか生きる意欲が出ました」と言うのです。

彼女の感情を推しはかれない私。

わかるのは彼女のみ。

これこそ、前回も紹介した「オートクライン効果」です。

話し手自身に気付く力があると信じる。

無言になっても、うなずいて話を待つ。

待って、待って、うなずいて聞く。

ただそれだけ。

意見を押し付けず、最後まで聞くこと。

アドバイスも解決案も何もいりません。

話を聞く・聴く・うなずく、訊く・相槌・聞くの繰り返し。

ただただ、相手を映す鏡のように。

それが話し手にとって〝恵み〟になるのです。

「死」は絶対的な事実。

誰もが平穏に死にたいと願います。

一方、秦の始皇帝のように不老不死を求める人もいます。

彼は劇薬の水銀を不老不死の薬として飲み、死を早めた……。

皮肉ですよね。

いつかは死ぬ、動かせない事実。

そして、生き方を決めるのはあなたです。

伴侶にとってどのような存在になるかも、あなたが決めること。

話すこと、聞くことがもたらす〝恵み〟と共に、笑顔でお暮らしください。

 クオリティ・オブ・ライフ研究所　代表　夫婦円満コンサルタントR　中村はるみ 

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